脳科学者・中野信子さんの話が非常に興味深かったので紹介したいと思います。
SWITCHインタビュー 達人達(たち) アンコール「室屋義秀×中野信子」 - NHK
「弱音を吐ける人の方がストレスに強い」という話。
自分の中にあるストレスは、ため込まないで、吐き出しちゃった方が良いみたいですね。うん、分かる分かる。
じっとこらえて、我慢して、ため込んでため込んで、いつか大爆発、みたいなのは避けたい。危険ですよね。自分や他人を思いっきり傷つけることになりかねません。
ストレスやつらさは、どんどん、小出しにしていきましょう。
でね、すごく重要なことを言ってたんですけど「言語化」するのが効果的なんだそうです。
自分の中にあるモヤモヤを、声に出したり、文章にして書く、ということ。
……なるほど。
やはり、生きづらさを抱えている人はブログやツイッターをやったほうが良さそう。
言語化すると、いわゆる「メタ認知」という形で、客観的に自分を見つめることができるんですね。これに効果があるとのこと。
「あ~~オレ今、めっちゃストレスたまってんなぁ~」とか「怒ってるなぁ」とか「悲しいなぁ」とか、もう一人の自分が冷静に客観的に分析してる感じになるんですよね。
自分ひとりの目線だと感情的になり過ぎて、コントロールできなくなってしまって、気分がどん底まで落ち込んだりしますけど、自分の中のもう一人の「冷静な自分の目線」から、ちょっとクールに見つめることで、精神的に安定しやすくなる、ということだと思います。
あ、あとね、
「弱音を吐き出す」ことによって、「つらさを誰かと共有しているという安心感」を得られることも非常に大きいとのこと。
分かりますね~。
特に、自分と同じつらさを抱えている人から、何らかのコメントとかをもらった時なんかは、それだけで、めちゃめちゃ救われた気持ちになったりしますしね。
こういう風に考えると、どう考えてもツイッターやブログって、上手に使えば非常に有効なツール、って感じがしますね。使わない手はない!
うん、生きづらさを抱えている人はみんなブログやろうぜ!
(まずはいつでも簡単に辞めることができる無料ブログからね)
でも、可哀そうな自分に酔いしれることにだけはならないように注意!
時々見かけるんですけどね、「私って可哀そう」を全開で振りまいている人もいるでしょ。自分自身を悲劇の主人公に仕立て上げちゃってる人。いわゆる「自己憐憫(じこれんびん)」の達人。こういう人は心理学的に見て非常に利己的な人物だそうです。自分の利益だけを追求する厄介なタイプ。
この「自分に酔ってしまった状態」はめちゃめちゃ危険なので要注意です。中毒性があって抜け出せなくなります。
ストレスをため込まないために弱音を吐いているのではなくて、弱音を吐くこと自体がある種の快感やライフワークになってしまってる。
こうなると「可哀そうな自分」から抜け出すことは出来なくなります。
「可哀そうな私」から卒業できなくなるんです。みんなから同情される居心地の良いポジションをキープするために、半永久的にずっと弱音を吐き続けなければならなくなります。
しかも、一度こうなってしまえば、周りの人たちは徐々に離れて行ってしまいます。
完全に負のスパイラル。
周りに残るのは自分と同じぬるま湯に肩まで浸かって、抜け出せなくなっている人たちだけです。
終わりのない「可哀そうゴッコ」を続けるという地獄…。
可哀そうな自分に酔いしれて、客観的に自分を見られなくなることを避けるためにも「メタ認知」を意識しましょう。
「自分自身を見つめるもう一人の冷静でクールな自分」の視点ね。これ、ホント大事。
あ、あともうひとつ。ポーズ(姿勢)は強気な方がいいんだって!言葉は弱気でも、ポーズは強気!
脳科学者の中野信子さんも番組の最後の方で言っていましたが、言葉は弱気でもいいけど、態度というかポーズは強気であることが、非常に効果的らしいですね。たしか前にTEDでも、そんな演説を見たな…。
(…調べております…)
あった。多分これだ。
すごく簡単な方法で、しかも重要なことだから、めちゃオススメ。絶対に生活に取り入れた方が良い。
日本語の字幕付きだから、ぜひ動画を見ておくれやす。
エイミー・カディ 「ボディランゲージが人を作る」
私たちのするボディランゲージは、自分に対する他の人の見方に影響しますが、自分自身の見方にも影響します。社会心理学者のエイミー・カディは、自信のないときでも自信に溢れる「力のポーズ」を取ることで、脳内のテストステロンやコルチゾールのレベルが変化し、成功できる見込みも変わるのだと言います。
簡単に言うと、腰に手を当てて仁王立ちするとか、両手を広げてバンザイするとか、そんなポーズをするだけで、自信が湧いてくるっていう話。
めちゃめちゃ簡単でしょ?
しかも逆に、いつも背中を丸めて自信が無さそうな姿勢でいると、本当にどんどん自信が失われていっちゃうという恐ろしさ。
これ、ちょっと意識して生活に取り入れてみましょう。
まとめ。弱音は吐いてもいい。つらさを言語化しよう。そしてポーズは強気で仁王立ち!
NHKの「SWITCHインタビュー 達人達(たち)」は、その時の出演者によって、めちゃめちゃ面白い時がありますから、要チェックです。それにしても、私が面白いと感じる番組の大半は、夜中の放送なので、起きてられない…。
そのうち、録画の設定を自分で覚えようかな…(いつも相方にお願いしています)
ちなみに、番組の後半から見たので、もうひとりの出演者、エアレースのパイロット・室屋義秀さんのお話は、一切見ておりません。
もしかすると、めっちゃ面白かったかもな…。室屋さん…恐縮です!
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